BlokadaとAdguard。どっちを使うべきなのかは結構難しい問題。両者は結構異なってるから、それぞれの人に最適解があると思う。
今回はBlokadaとAdguardの特徴を解説したあと、最適なのはどちらか読者が選べるようにしていく。
ちなみにDNS66っていう似たアプリもあるんだけど、それ使うくらいならBlokadaでいいと思ってるのでさらっと触れるだけにしておくつもり。
Blokadaについて
Blokadaは現在AndroidとiOSに対応している、コミュニティベースのオープンソース広告ブロックアプリだ。無料。
スマホの通信を通常ルートではなくBlokada運営のサーバーを経由することで、スマホに届く広告を検知してスマホに届く以前に削除してくれる。
まだ登場して間もない海外製アプリだが、日本にも着実に浸透している。
読者の興味を惹ける面白いアプリないかなって米Githubを漁ってきた甲斐あった!
とはいえ、俺が紹介しなくても勝手に広まってたのは確実だけどね。
最近は市民権を得てきたみたいで、このブログのコメント欄にも「Adguardは信用ならない、BlokadaかDNS66の方が安全だと思う」って書き込みがあるくらい。
日本ユーザーが増加し始めたのはおそらく2019年12月前後のはずです。
Adguardについて
Adguardはキプロスに籍のある会社が提供している、企業ベースの広告ブロックアプリ。有料。
大きな特徴として、iOS・Androidに加えPC(Windows・Mac・Linux)に対応している点が挙げられる。
ちなみにFreeBSDというOSにも対応しているんだけど、知名度が低すぎるので割愛。
広告ブロックアプリの中では、知名度的には一番ある。
UIが非常にしっかりしていて、とても使いやすい。
仕組みはBlokadaと同様。
DNS66について
DNS66はAndroid向けの無料広告ブロックアプリ。無料。
広告フィルタのカスタマイズ性が高く、好みに合わせたコンテンツブロッカーになる。逆にいえば、カスタマイズありきで動作するのでちょっと面倒。
広告ブロックアプリ界のマニュアル車って感じ。
最近の情報ではブラウザ内の広告がブロックできなくなったとのこと。
UIもBlokada・Adguardの2者に追いついていないし基本的には使う理由はない状況にある。
好きで使ってる人を否定するつもりはないけど、新規なら使わなくていいと思う。
BlokadaとAdguardの選ぶポイント
PCでも広告ブロックしたいならAdguard
Adguardの強みはスマホ・PCに死角なく、どんなデバイスでも広告ブロックが使える点にある。
現在もMacでAdguardを動かしているが、画面上部に表示されるインターフェイスがとても使いやすい。
Adguardは3台まで適用できるライセンス制(9台までプランや一台からの月額プランもある)なので、PCでの利用が最初から視野にあるならAdguardを選ぼう。
無料がいいならBlokada
Blokadaの強みは無料で使えてAdguardに近い操作感であること。
広告ブロックアプリにお金を使いたくないならAndroid版のBlokada一択。
iOS版はAppStoreから無料でダウンロードできる。
ちなみに +α機能を提供している「Blokada+」という機能は有料。
スマホだけでいいならBlokada
Blokadaの弱みは、PCには対応していないことだ。
「スマホだけブロックできれば十分」という感覚ならBlokadaでいいはず。
無料で使えるんだから損はしていない。実際、何もしないよりはストレス軽減になる。
こだわりのDNS66
DNS66は自分の好きなプロファイル(広告をブロックするためのフィルター)をカスタマイズでき、その方法はネット上に色々上がっている。
Android愛好家には「完全に最適化する」ということが大好きな人もいるだろうから、そういう人が使えばいいと思う。
Adguard・Blokada・DNS66のセキュリティについて
DNS型の広告ブロッカーは意図的に自分から通信傍受されにいくようなもんだから、セキュリティに対する不安があるっちゃあるんだけど、そういう人からDNS66は人気あるらしい。
確実に言えることは、セキュリティに気を使わなきゃいけないデバイスではVPN型コンテンツブロッカーは導入するべきではないということ。
使っている人は、ある程度セキュリティの堅牢さを捨てて快適に寄せているという状態です。
個人的なオススメはAdguard
最終的なまとめなんだけど、結局俺としてはAdguardを推す。
AdguardとBlokadaの性能差
広告のブロック性能は全く同じように感じるけど、広告を削除して発生する空白を詰めて綺麗に表示する技術においてはAdguardの方がBlokadaより若干上。
体感だから性能差としては書くほどではないけれど。
それ以上に、AdGuardの拡張機能でAMPを無効化できるのが気に入ってる。
対応デバイスが多いという点でもAdguardの圧勝。
しかもライセンス買えばどのデバイスでも対応してくれるのがめちゃくちゃいい。
AdguardとBlokadaの安全性・危険性
どっちが安全なのかという議論について、人それぞれ見解はかなり違う。
一概にどちらが安全とは断定できない(というか「安全ですよ」なんて言っても、誰も言葉に責任を持てない範囲)。
安全性への明言は避けるが、どちらもそんなに変わらないと思って良いと思う。
きめ細かいアップデートのあるアプリの方がセキュアなようにも思えるけど、そのあたりは個人の判断だな。
悪意がどこに隠れているかなんて表層から見分けるのは厳しい。
まとめ : 番付
現時点では、
Adguard > Blokada ≫ DNS66
という番付がこの記事のまとめになる。
もちろん異論はあって然るべきなので、各自発信してもらえればと思う。
ダウンロードリンク
adguardはダウンロードから2週間、無料で全機能が利用できる体験版がある。
PCを含むデバイスで広告をブロックしたい人はとりあえず使ってみると良い。
無料期間が過ぎるとライセンスキーが必要になる。
公式サイトから購入できるけど、安く購入する方法があるのでそっち使うと結構安く導入可能。
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BlokadaはAndroid版もiOS版もこちらの公式サイトからダウンロード可能。
↪︎ Blokada公式サイト
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