俺は普段メインで使っているスマホがHuaweiのMate20 proで、サブ機としてNOVA3をゲームしたり音楽を大量に入れて持ち運んだりするためのお遊びスマホとして運用している。
先日、NOVA3で楽天UN-LIMITを使ったレビュー記事を書いたら好評だったので、今度はメイン機のMate20 proにも挿して使用感を伝えていきたい。
先に伝えておくと、電話やSMSに不都合の起こりやすい楽天UN-LIMITをメイン機で使うのはやめたほうがよさげ。
回線接続は設定なし。挿すだけでOK
Mate20 proに楽天から送られてきたSIMを挿入したところ、10秒ほどで自動的に回線に繋がるようになった。
キャリアの表示はパートナー回線のauではなく、「Rakuten」だった。
Mate20 proに適応されているOSはEMUIの10.0.0.206で、現行の最新バージョン。
OSが最新でないと通信設定がうまくいかない場合があるようなので、通信がうまくいかなかった場合はアップデートしてみよう。
最初にNOVA3へ挿入したときはこれのせいでうまくいかなかった。
通信速度も問題なし
念の為、ちゃんと通信ができているかの確認を行なった。
使った通信速度測定ツールはFast.com
計測結果 → 18Mbps
SMSや通話はできなかった
NOVA3で回線開通直後、SMSや電話が使えなかったのでMate20 proでもSMSと通話を試してみたが、繋がらなかった。
Mate20 proにせよNOVA3にせよ、どちらも楽天から使用可能機種として打ち出しているのだから、しっかりと対応してもらいたいところ。
どうやら楽天で買える機種に設定してあるAPN設定と同じように設定される必要があるらしい。
ただ、俺が楽天UN-LIMITを主に挿すのはNOVA3で、そちらでは1日待ったら使えるようになったのでMate20 proもおそらくは同様なはず。
LINEやZOOM、Skypeといったデータ通信を用いた通話は問題なくできるので、仕事で電話回線を使わないならとりあえず問題はなさそう。
楽天回線なのか、パートナー回線なのかわかりにくい
楽天の回線で通信しているのかKDDIのパートナー回線なのかが一見してわかりにくい。
楽天UN-LIMITでは、楽天回線での通信のみデータ使い放題なので、今使っているのがどちらの回線なのかは大事な要素だ。
しかしどちらも同じ4Gなので見た目は変わらない。
変わっているのは通信周波数(バンド帯)なので、それを可視化しておきたくなる。
バンド帯を可視化するにはLTE Discoveryというアプリをダウンロードしておけば通知に表示できるので、楽天UN-LIMITを使うならインストールしておきたい。
回線が途切れるタイミングが多い
楽天UN-LIMITを使う上でのデメリットだが、SMSや通話に不都合が起きやすいことに加え、回線が一瞬途切れるタイミングが多い。
これは楽天回線を発信している電波局の設置が間に合っていないためと思われる。
大きめの建物に入ったときや大きな障害物の影では、楽天のエリア内でもパートナー回線に切り替えるために一瞬電波が途切れるタイミングが多い。
だんだんと改善されていくとは思うけど、しばらくはこういったことも承知しておかないといけない。
パートナー回線でのデータ制限モードは快適
my楽天モバイルのアプリから、通信量無制限の最大速度1Mbpsで使えるデータ制限モードという機能がある。
これをONにしておけば通信はゆったりだが通信容量の心配はなくなる。
データ制限モードならYoutubeをバックグラウンド再生しておいて音楽プレイヤー代わりに使ったりできる。
外出先での音楽やラジオも無制限に使える。
動画を見るときや急ぎのアプリアップデートなどの時だけデータ制限モードを解除するように運用すれば、最大1Mbpsの使う放題はとても快適。
fast.comで実際に測定したところ、900Kbps程度は出ていた。
まとめ
楽天UN-LIMITの懸念点であるSMSと通話にはやはり課題を感じたが、無料で使えて解約手数料もないので、やはり良いものを契約したと思う。
サブスマホに挿してモバイルルーター兼スマホとして使うか、メインスマホがデュアルSIM対応なら通信量を増やすために契約するのも良いと思う。
先着300万人限定ではあるが無料では得られないレベルのサービスなので、興味があるならぜひ使ってみて欲しいと思えるSIMだった。
現状楽天UN-LIMITを使うべきなのは、家が楽天回線エリアでモバイルWiFiなどで凌いでいる若者と言えそう。
モバイルWiFiを解約して楽天SIMを挿しテザリングするなら最高の選択になりそうだ。
まだ300万人キャンペーンが続いていれば良いけど、楽天は現在何人使っているかは公開していない。
楽天UN-LIMIT公式サイトにて確認してみて欲しい。
Mate20 proだけでなく、楽天UN-LIMIT全体のダメな部分や使用感はこちら。