マンデラ効果とは
マンデラ効果とは学問的な言葉ではなく、「記憶違いのはずなのに多くの人に共通している記憶」が世間的に存在していることを指すネットスラングです。
「マンデラ効果」の名前の由来となったマンデラ元南アフリカ大統領
マンデラ効果とは、南アフリカでアパルトヘイト廃止に貢献し世界的に有名になったネルソン=マンデラ元南アフリカ大統領が名前の由来になっています。
マンデラ氏は南アフリカ大統領の任を解かれたのち、家族と余生を送っていました。
病に苦しむ状況のでしたが、95歳で没するという長寿でした。
2013年12月5日にヨハネスブルグの自宅で亡くなり、世界中にニュースとして知らされることとなりました。
マンデラ効果の発端
しかしこのとき、「ネルソンマンデラは政治活動中に投獄され、そのまま獄中死したというニュースが以前流れていた」と感じる人が多数いました。
またその人達の記憶は細部に到るまで一致しており、ただの記憶違いではなく超常的な現象ではないかと考えられたのがマンデラ効果の発端です。
参考 ー https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%A9%E5%8A%B9%E6%9E%9C
マンデラ効果の実例
- ピカチュウの尻尾の先の色は黒である
- オーストラリアは日本より右下(南東)にある
- 『スターウォーズ』に登場するC3POは全身金色である
- 昭和のファンタにはゴールデンアップル味が存在していた
- 千と千尋の神隠しでは、物語が終わる付近で引越し業者さんが「遅れられると困りますよ」と言うシーンがある
といった記憶違いがマンデラ効果として知られています。
オーストラリアとニュージランドはセットで、日本やパプアニューギニアより右(東)だったと記憶している人が多いが、実際は同じ、なんなら少し左(西)とも言える。
マンデラ効果について実例から学ぶ
異世界へのスリップが起こす現象仮説
マンデラ効果とは、「実際に経験していた記憶だが、少しだけ異なる世界に自身がスリップして発生する現象」なのではないかと話されることがあります。
記憶が間違っているのではなく、世界そのものが違うという仮説です。
これは無数に存在する並行世界の境が曖昧になりスリップしてしまうという逸話が遥か昔から絶えず存在することから考えると、一応の筋は通るのかもしれません。
しかし、少なくも現在はオカルトとして扱われることになるでしょう。
思い込み仮説
「マンデラ効果は単なる思い込みであり、集団的な記憶のエラーが起こるのも偶然である」と考えることができます。
人間の脳のつくりは基本的に同じであり、人間の認知傾向や蓄積した記憶の変化にも一定の法則性が存在していることを示唆するような内容ですね。
人間の脳は皆等しくシナプスの結合により記憶し、学習していきます。
実際に記憶違いも皆同じ構造で起こるということについては疑いようもありません。
参考 ー https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejjournal1994/115/12/115_12_778/_pdf
最後に
あなたはマンデラ効果を実感するような経験がありますか?
私には「これがマンデラ効果か!」と実感するような経験はないのですが、デジャヴはよく経験します。
マンデラ効果とデジャヴはとてもよく似ていると思います。
どちらも「経験していないはずのことを経験しているように感じる」点で共通していますね。
ただの記憶違いなのか、はたまた異世界の記憶だったり、「人生1周目」の記憶でもあるのでしょうか。
もし不思議な体験をお持ちなら、ぜひ情報交換させてください。
コメント欄に書き込んでいただければしっかり返信させていただきます。