Duet DisplayとDuet Airはどちらも、iPadやAndroidタブレットをPCのサブモニターにできるアプリ。
ただ、その2つの違いは何なのかがわかりにくいため、今回は「Duet Display と Duet Air は何が違うの?」という疑問を解決します。
Duet DisplayとDuet Airを比較
簡単に両者の違いを説明すると、『Duet Air』は『Duet Display』の上位版です。Duet Displayで出来ることはすべてDuet Airでもできるようになっています。
Duet Display | Duet Air | |
---|---|---|
購入 | 買い切り | サブスクリプション |
接続方法 | 有線接続のみ | 有線接続&無線接続 |
リモートデスクトップ | × | ○ |
ラグの軽減オプション | 標準 | ゼロラグ |
ただし、Android版では、Duet Displayが無線接続にも対応しているようです。
Duet Airはサブスクリプション登録が必須
Duet Airを使う上で、最も面倒なのがサブスクリプション制であることです。
月額は200~300円と少額ですが、頻繁に使うわけではなければ毎月料金を払うのは勿体なく、かといって頻繁に使うならモバイルモニターなどの専用商品を使うことを検討したくなります。
月単位の支払いでも、1年分一括払いと比べて料金が高くなることはないので、Duet Displayを購入する前に試す目的で利用するのは良さそうです。
Duet Airは一週間の無料トライアルが用意されています。
有線接続がしたいだけならDuet DisplayでOK
Duetアプリを利用する目的が「タブレットをサブディスプレイ代わりに使える有線接続のアプリが欲しい」というだけなら、Duet Displayで十分です。
有線で接続できると無線接続のように通信状況次第で、画面の遅延・解像度の低下・接続が切れるといった不具合が起きにくく、安定したクオリティで利用できます。
特に、外出先でタブレットをサブモニターにしたいのであれば、出先のWiFi速度に頼らなくて済む有線接続がおすすめです。
通信環境が安定していて無線でサブモニターを使えればいいなら、Windows用タブレットサブモニター化アプリ「spacedesk(スペースデスク)」が無料で使えて便利です。
リモートデスクトップ機能を使うならDuet Air
Duet Airを使えば、タブレットからPCを操作するリモートデスクトップ機能が利用できます。
PCの画面をネット経由でPCに表示し、タブレット側でのクリックや入力をPCに送信することで、まるでタブレットにPCが入っているかのように利用できます。
Duet Airでなければいけない機能ではありませんが、サブモニター機能のついでに手に入るのは嬉しい誤算といったところでしょうか。
少しでもラグを減らしたいならDuet Air
Duet Airは、Duet Displayより強力なラグを軽減する技術がサポートされています。
DuetDisplayでラグを感じるのであれば、Duet Airを使うことで理想の動作になる可能性はあります。
実際どれほど変わるのかは不明ですが、1週間トライアルで使用感を確かめておけば、料金の無駄遣いにはならないで済みます。
Duet Airのトライアルにはクレジットカード情報の登録が必須のため、解約処理を忘れるとそのまま課金が始まってしまうことには注意が必要です。
Duet Displayは手軽に使える買切り版
総括として、Duet Displayを購入すべきなのは「タブレットをサブモニターにする」アプリを探している人となります。
料金はDuet Airの数か月分で、一度買えば追加課金がない分、手軽に利用できます。
PCとタブレットを接続するのはケーブルが必須となってしまいますが、使い勝手が通信環境に依存せず、タブレットのバッテリーを気にする必要もないので非常に便利です。
「有線接続でiPadやAndroidタブレットをサブモニターにしたい」なら、Duet Displayがアプリストアで一番の有力候補!
Duet Airはサブスクリプション限定の高機能版
Duet AirはDuet Displayの上位版であるため、Duetシリーズで有線接続も無線接続もしたくなったから購入する、というのが妥当だと思います。インストールは無料ですが、サブスクリプションの登録が必要です。
無線接続でのサブモニター化は完全無料の代替アプリがありますが、別々にインストールするのはスマートではないので、月々200~300円払ってもいいなら一本化するとスッキリしますね。
現状では、Duet Airにはトライアル利用くらいしか用途を感じられませんでした。
Duet Displayでもトライアルできるようにしてほしい~