先日、楽天はもちろんその他通信大手や格安SIM事業者に大打撃を与える発表があった。
docomoから月額2,980円で月間20GBのデータ通信が可能なプランが発表。
されたかと思うと、日本通信社から月額1,980で月間20GBを同様に使えるプランが発表された。
他社は月額4,000円程度で月額20GBプランを提供しているため、このままだと顧客流出は免れない。
このまま値下げ合戦に突入することは間違いないだろう。
楽天に打撃を与える最悪のタイミングの新プラン提案
ここまで楽天は1年間無料プランで楽天UN-LIMITを普及させそうと奮闘していた。
つまり、1年間売上はほとんど生まれない状況だったので、楽天UN-LIMIT開始から約9ヶ月後に楽天UN-LIMITの独自性を打ち砕くプランが展開されてしまったわけだ。
楽天、どう考えても今ごろ顔真っ青だよね…。
流石に可哀想な楽天をちょっとでも応援したい
楽天としては、総務省から「日本の通信費が高すぎるからぶち壊したれよ!」とそそのかされて通信事業に参入したのに、いくらなんでも可哀想じゃないか。
去年くらいから、楽天は散々日経ビジネスで「窮地の楽天!」「大企業病!」「背水の陣!」と書き立てられている。
本当に、そのうち潰れるんじゃないか。
Avexみたいにいつの間にか本社売却とかやりかねないぞ。
そんなことを思い始めた。ちょっとでも、楽天を応援してあげたいと思ったのが今回の執筆理由。
楽天UN-LIMITの完璧なユースケース
楽天UN-LIMITを利用すべき人は、
- スマホがデュアルSIMに対応しているor二台端末がある
- 大都市、その近郊に住んでいる
- 通信料を節約したい
- モバイルWiFiを利用or利用を検討している
といった感じ。
これに当てはまるなら使ってみよう。そして楽天を応援しよう。
使い方としては、メインスマホなりサブスマホなりに挿入してデータ通信をトコトン使うことになる。
出先でPCにテザリングすればポケットWiFi代わりになるし、一人暮らしで楽天電波圏内に住んでいるなら家に固定回線を引かなくても大方の用事は済む。
楽天UN-LIMITのデメリット
メリットより先にデメリットを書くのは、どう頑張っても今の楽天UN-LIMITはデメリット抜きには語れないから。
楽天UN-LIMITのデメリット
- 通話の安定性がザコ
- 田舎すぎると普通に繋がらない
- 都会でも建物の影は電波弱い
- 通信完全無制限エリアも狭い
この4点を踏まえて、メリットも存在する。
楽天UN-LIMITのメリット
楽天UN-LIMITのメリット
- 楽天電波圏内なら高速通信で使い放題
- テザリング無料対応
- 楽天電波圏内じゃなくても128kbpsなら使い放題
- 楽天電波圏内じゃなくても5GBまで高速通信可能
- いまだに1年間無料で契約できる
結局のところ、やはり無料で契約できるのが強い。
楽天UN-LIMITに移行ではなく、新しい番号で契約しよう
デメリットに挙げたが、現状では楽天UN-LIMITの通話機能はやはり若干不安定との評判。
楽天UN-LIMITは『Rakuten Link』という楽天の用意したアプリ経由で通話を行う、いわゆる「プレフィックス電話」を用意している。
この辺りが他社規格との相性が悪く、非通知設定をしていないのに非通知と出たり、着信から鳴動までが遅かったりするようだ。
現状ではまだ楽天UN-LIMITは通話用のメインSIMの役割は果たせない。
しかし、データ通信用として、特に楽天の電波圏内で利用するには最高のシロモノなので、サブでデータSIMでの利用でいい人だけは新しい番号を取得する形で契約しよう。
これなら、今のSIMはそのまま、面倒なMNP転出手続きなどなしでデータSIMが手に入る。
ユーザー数が増えればいいな。楽天UN-LIMIT。
結局、一年無料で利用できるという点が最強のアピールポイントになってしまった。
それじゃあ楽天の助けになっていないのでは?と思われるかもしれないが、おそらくユーザーが増えた方が楽天は助かる。
現状で囲い込めている人数が足りないから無料キャンペーンをここまで継続してきたことを考えれば、もはや無料ユーザーが増えない方が問題だろう。
ここまで状況を整備した楽天にとってキャンペーンを打ち切らない程度にユーザーが増えたところで、コストがほとんど変わらない。
むしろ、一人でも多くのユーザーを取り込めた方が資金調達の助けになるだろうし、使ってみて「良い」と思ったユーザーが増えるよう、打席を増やす機会になる。
そんな訳で、使ったら便利そうだなと思える読者の方は使ってあげて欲しい。
使えないと思ったら解約しても違約金もないし、楽天ポイントももらえるので、ぜひ。